【36時間目『 ぼちぼちいこか』〜相手側を意識する〜】
月1〜2回ほど、小学校での読み聞かせボランティアをしています。
はじめは、「人前に立つことに慣れるため」「子どもたちと関わる機会を増やしたいから」「我が子が通う小学校の様子を少しでも知れるから」…と、"自分目線"での"自分が得たいもの得る"のが動機でした。
実際、メンタル面や子どもたちとの関わりなど、ママカフェ自立と絆クリエイターとしての仕事に活かせている部分もたくさんあります。
1年以上続けて感じるのは、この読み聞かせボランティアによって得られているものは、当初の想定以上だということです。
まずは本選び。
はじめは「私が」子どもたちに伝えてあげたいことは何だろう?
せっかくなら!とメッセージ性の強い絵本を選んでいました。
最近では、その肩の力は抜けて、「子どもたち目線」で選ぶようにしています。
おかげで、子どもたちと一緒に図書館へ行く機会が増えました。
担当クラスの学年の子どもたちの感覚に近い"我が子の感覚"をとても頼りにしています。
「何がいいかな〜?」と親子で一緒に選ぶ時間、図書館で試しに一緒に読んでみる時間、ほぼ毎晩の寝る前の読み聞かせの時間は、親子の絆を深めてくれています。
(小4・小1の我が子たちは、まだ膝の上に座ってきたり、仰向けで腕まくらの状態で読むのも喜んでくれます!)
ムスコくん「オレこれ好き!おもしろいよ!」
今日の読み聞かせ担当は1年生。
ムスコくんおすすめの『ぼちぼちいこか』
さすが同じ学年の感覚!
ページをめくるごとにクラス中が大爆笑(≧∇≦)
終わってからも、「かばのやつおもしろかった!」と伝えてくれたり、友達同士で「おもしろかったね〜!」と話していたり、一緒に聞いてくださっていた担任の先生に話しかけている子がいたり!
帰り際には、クラスの半分ほどの子が次々にハイタッチしに来てくれて…!
『楽しい時間を届けること』
一週間に一度、たった15分だけど、子どもたちと一緒に絵本のイマジネーションの世界に飛び込んで、お互いの心を通い合わせることができる、私にとっても子どもたちにとっても本当に楽しくて、特別な時間だなと実感しています。
「今日読み聞かせの先生、〇〇のママ?やったー!」「オレ、〇〇知ってるー!」「私も知ってる!お姉ちゃん、〇〇ちゃんだよね?」など、スタート前の子どもたちと交流できる時間も大切にしています。
我が子が学年を越えてたくさんのお友達と交流できている様子も知ることができ安心します。
PTA役員のお仕事で放課後スクールに行ったり、学校公開のときにも、たくさんの子どもたちが声をかけてくれます。
子どもたちにとって「自分を受け入れてくれる親以外の大人がいること」は、とても大きな意味があります。
子ども向けアクティビティスクール『ママカフェキッズ・プレキッズ』でも、私たちがとても大切にしていることの一つです。
はじめは、自分目線での動機でしたが、今ではようやく「相手側を意識する」ことが自分のものになりつつあるのを感じます。
「相手は何を求めているかな?」
「そのためにお手伝いできることはどんなことがあるかな?」
自分が得たいことにばかり意識を向けて自分中心の考え方を貫いて相手にまで押しつけたり(コントロールする)、時には完全に相手の言いなりになってしまう(コントロールされる)という両極端な面を持ち合わせている私ですが、
ママカフェ講師きむにいに教わった『相手側を意識する』を実践することで、「自分が受け取りたい!」だけでなく、「どうしたら相手が受け取りやすいかな?」「どうしたら喜ばれるかな?」そして、「今の自分にも、届けられていること、喜んでもらえることがあるんだ!」と自分で自分を認めることもできるようになってきています。
親子のコミュニュケーションの時間、子どもたちのお友達と「自分を受け入れてくれる親以外の大人」の一人としての交流や繋がり、学校の先生との繋がり、そして、子どもたちに喜んでもらうことが自分の喜びとなり、自分で自分を認めること(力の欲求の健全な満たし方の一つ)にもつながっている読み聞かせ。
「どこに時間とエネルギーを注ぐか?」
大切なことの優先順位を常に考えていますが、読み聞かせは、ちょっと無理してでも大切にしていきたい時間の一つです。
自立と絆クリエイター ゆりりん
↑
『ぼちぼちいこか』
親子で笑っちゃう楽しい5分を♪
やってみて、失敗して。またやってみて、失敗して…。
クスッと笑えて、「ぼちぼちでいいんじゃない(*^_^*)?」と肩の力を抜くことができる、毎日がんばっている大人にもおすすめの絵本です!
0コメント